豊田 豊田

こんにちは、豊田です。

今回は、「コルス(COLS)」という仮想通貨(インターネット上のお金)について調べてみました。

「知り合いから、2年で何十倍にもなる有望なコインだと紹介された」という形で、相談が届いた投資話です。

私も気になって、コインの中身と、それをすすめている団体のことを、実際に調べてみました。

先に、分かったことをお伝えします。

SNSやチャットで人づてに広がる勧め方で、安易に大きなお金を入れるのはとても危険だと判断しました。

頭ごなしに決めつけたいわけではありません。

なぜそう判断したのか、一つずつ見ていきます。

投資やお金のことで迷っているなら、ひとりで抱え込まずに気軽に聞いてくださいね。


コルス(COLS)は怪しい?調べて分かった結論

SNSやチャットでDHCという団体がコルスを2年で20〜30倍と勧めていると解説した図

このコルスは、コイン自体よりも、それを勧める団体のやり方に、とても危うさを感じる投資話でした。

理由はシンプルです。

コルスは、DHCと名乗る団体が、SNSやチャットで「必ず値上がりする」と人づてに広めています。

豊田 豊田

ちなみにこのDHCは、化粧品で有名なあの会社とは、まったく関係のない別の団体です。

そして肝心の、この団体を国(金融庁)がきちんと認めているのか、という登録は確認できませんでした。

私のところにも、入れたお金を日本円に戻せず、今は大きく損しているという相談が届いています。

コインの値上がりや値下がり以前に、お金を預ける相手がはっきりしないこと。

ここが、私がいちばん引っかかった点です。

すでに誘われている方も、お金を入れる前に一度、気軽に相談してください。


コルス(COLS)とはどんな仮想通貨か

コルスは暗号資産だが国内取引所では買えず海外取引所のみと整理した図

まず、コルスそのものについて整理します。

コルスは、実際に存在する暗号資産(仮想通貨)のひとつです。

「詐欺のために作られた、中身のないコイン」というわけではありません。

ただ、日本の金融庁が認めた国内の取引所では、コルスは取り扱われていません。

買えるのは、BingXやBitgetといった海外の取引所だけです。

豊田 豊田

海外の取引所を使うということは、日本の利用者を守るルールの外に出る、ということでもあります。

しかも、コルスは規模がまだ小さく、値動きも荒いと見られます。

つまり、コインとして実在はしても、初心者が安心して大金を預けられるものかというと、私はかなり慎重に見ています。

問題は、この「まだ小さいコイン」を、後で見ていく団体が「必ず何十倍になる」と言い切って勧めている点なんです。


DHCの勧誘はどう始まるのか

SNSや知人からLINEなど閉じたチャットに誘われ購入を勧められる流れの図

ここからは、勧誘がどう始まるのかを見ていきます。

多くの場合、入口はSNSや知り合いからの紹介です。

インスタなどで知り合った相手や、友人・家族から「良い話がある」と声をかけられる、という流れが目立ちます。

そこから、LINEやインスタの閉じたチャットに招かれます。

外から見えないチャットの中だけで話が進むのが特徴と示した図

私が気になったのは、話がいつも外から見えない、閉じた場所で進んでいくことです。

豊田 豊田

公の広告で堂々と説明できない話ほど、内輪のチャットの中だけで進んでいく印象があります。

その中で、「コルスは2年で20倍、30倍になる」といった、夢のような数字を見せられます。

でも、まだ市場に出て間もない小さなコインが、何十倍になると誰かが言い切れることは、本来ありません。

期待だけが先に膨らむ作りになっているのが、正直とても気になりました。


セミナーや研修に誘われる流れ

チャットの先でZoom説明会や1泊2日約3万円の研修に誘われると示した図

チャットで興味を持つと、次はセミナーや研修に誘われる、という声があります。

Zoomの説明会や、対面の勉強会に呼ばれるようです。

ネット上には、1泊2日の研修に、約3万円の費用がかかったという相談も出ていました。

豊田 豊田

お金を払って学ぶこと自体は、悪いことではないんです。

問題は、その研修で教わるのが「どうやってコインを見極めるか」ではなく、「どうやって人を誘うか」に寄っていく点だと見られます。

顔を合わせて何度も話すほど、周りが盛り上がっているほど、一人だけ「やめておきます」とは言いにくくなります。

その空気の中で判断を迫られるのは、私はフェアではないと思っています。

焦って決める前に、一度その輪の外に出て、冷静になってほしいんです。


人を紹介するほど得をする仕組み

新規会員を紹介すると紹介報酬が入る三段のマルチ商法的構造を示した図

この勧め方で、私がいちばん警戒したのがこの部分です。

コルスの勧め方は、新しい人を紹介するほど、自分に報酬が入る仕組みになっていると説明されています。

自分が誘った人が、また別の人を誘う。

その広がりに応じて、報酬が続けて入る、という形です。

豊田 豊田

これは、コインで利益を出すより、人を集めることが目的になりやすい形なんです。

こうした仕組みだと、勧める人はつい「良いところ」だけを強く話してしまいます。

自分の紹介報酬がかかっているので、「損をするかもしれない」とは言いにくいからです。

だから、身近な人からの「絶対に儲かるよ」という言葉ほど、私は一度立ち止まって受け止めてほしいと思います。

その人に悪気がなくても、仕組みの上で都合の良い話だけが伝わってきている可能性があるからです。


手数料と会員登録にかかるお金

DHC経由は手数料が高額で正規取引所は0.1%前後と比較した図

ここで、お金の話を整理します。

同じコルスでも、どこから買うかで、支払うお金が大きく変わると見られます。

正規の取引所で自分で買えば、手数料は通常0.1%前後です。

ところが、この団体を通して買うと、手数料がかなり高額になり、40%にのぼるという報告もありました。

豊田 豊田

100万円を入れたら、その4割が手数料で消える計算です。

さらに、会員として登録すると番号が振られ、先ほどの研修費などもかかってきます。

コインが値上がりするかどうか以前に、入口の手数料だけで大きく元本が削られていく形です。

お金を払うこと自体を否定するつもりはありません。

ただ、払ったお金に見合うだけの中身があるのかが、どうしてもはっきりしないんです。

こういう投資に誘われて、費用の話が出てきて不安になっている方も、いると思います。

お金を入れる前に迷っているなら、状況を整理してLINEで聞かせてくださいね。


出金できない?日本円に戻せない不安の正体

入金は簡単だが日本円に戻す段で手間や制限や値下がりで動けなくなる流れの図

「コルスは出金できないのでは」という不安は、私も同じように感じました。

ここが、今回いちばん深刻な部分だと思っています。

コインを買うまでの流れは、案外あっさり進みます。

国内でビットコインなどを買い、海外の取引所へ送って、コルスに交換する、という手順です。

問題は、売って日本円に戻そうとする段になって、動けなくなることです。

海外取引所での手続きの手間、値下がり、そして規模の小さいコインならではの売りにくさが、いっぺんにのしかかってきます。

私のところにも、こんな相談が届いています。

去年の夏ごろに知人からの紹介で会員登録し、180万円ほどを入れたものの、まだ日本円に戻せていない、という内容でした。

豊田 豊田

画面の上では資産があるように見えても、現金にできなければ意味がないんです。

その方の会員番号は8500番台まで進んでいて、それだけ多くの人が同じ流れに乗っている様子もうかがえました。

今も、チャットの中で担当役の人に相談を続けているそうですが、はっきりした答えは得られていないとのことです。

金融庁も、入金は簡単なのに出金の段になって止まってしまう投資トラブルに、くり返し注意を呼びかけています。

「増えた」よりも先に「戻せない」という声が届くとき、私はその話をとても重く見ています。

入れてしまった、戻せなくて不安、という方も、一人で抱え込まないでください。


コルス(COLS)の口コミ・評判は本物か

稼げたより戻せないという相談の声を並べた図

実際に取り組んだ人の声、気になりますよね。

ネットを調べてみましたが、コルスで「しっかり利益が出た」と確かめられる中立の声は、ほとんど見つかりませんでした。

その代わりに目立ったのが、警戒や被害を伝える声です。

知恵袋に典型的な詐欺コインや友人関係が壊れたという声が並ぶと示した図

Yahoo!知恵袋には、母が160万円以上を投資してしまったという家族からの相談も、複数投稿されていました。

豊田 豊田

身近な人が巻き込まれて、どう止めればいいか分からない、という相談は本当に多いんです。

私のLINEにも、こうした声が届いています。

知人から誘われて180万円ほど入れましたが、まだ日本円に戻せていません。今は大きく損している状態で、どうすればいいか分かりません。

LINE相談者さんより

母がコルスに160万円以上を入れてしまいました。やめさせたいのですが、聞く耳を持ってくれません。

知恵袋の相談より

※相談者さんには許可を得て掲載しています。

似たような声が、いくつも届いています。

同じように暗号資産で「必ず増える」と信じ込ませて、出金の段で困らせる流れは、以前に調べたShisanCoreという投資広告とも、とてもよく似ていました。

うれしい報告より、困りごとの相談のほうが先に届く。

これは私にとって、とても分かりやすい危険のサインです。


DHCの運営情報と金融庁の登録は確認できるか

DHCは代表者名・所在地・法人登記・特商法表記のいずれも確認できないと整理した図

運営元の情報は、やっぱり気になるところですよね。

そこで、コルスをすすめているDHCという団体について調べました。

ところが、代表者の名前も所在地も、法人としての登記も、はっきり確認できませんでした。

特定商取引法(ネット販売のルール)に基づく表記も、見当たりませんでした。

豊田 豊田

大きなお金を預ける相手なのに、誰が責任者なのか分からないんです。

そしてもう一つ、大事な点があります。

金融庁が無登録の暗号資産勧誘に注意喚起していると示した図

人からお金を集めて暗号資産の売買を仲介するには、本来、国(金融庁)への登録が必要です。

ところが、このDHCについては、その登録が確認できませんでした。

金融庁も、登録のない相手による暗号資産の勧誘には、くり返し注意を呼びかけています。

国民生活センターにも、友人や知人から誘われる暗号資産のもうけ話について、毎年多くの相談が寄せられています。

責任者すら名乗らない相手に、身近な人の言葉だけを信じて大金を渡すのは、私はあまりにも危ないと思います。


コルス(COLS)はおすすめできない|まとめ

コルス(COLS)は怪しい?仮想通貨DHC勧誘の実態を調査

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

「身近な人が、あなたのために教えてくれた話」というのは、お金に不安がある人ほど、つい信じたくなるものです。

私も会社員のころ、こういう手軽そうな話に心が動いたことがあるので、その気持ちはよく分かります。

今回のコルスについて、気になった点を整理します。

コルス(COLS)で気になった点
  • 金融庁への登録が確認できない団体がすすめている
  • SNS・チャットで「2年で20〜30倍」と誇大に宣伝している
  • 人を紹介するほど報酬が入るマルチ商法的な形になっている
  • 団体を通すと手数料が高額との報告がある
  • 日本円に戻せず大きく損したという相談が届いている

暗号資産そのものや、コツコツ資産を増やすこと自体を、否定するつもりはありません。

ただ、運営元がはっきりしないまま、人づてに「必ず儲かる」と広がっていく話は、信じられる材料が一つもありません。

私も過去に、悪質な話に惑わされて大きな借金を抱え、家族に辛い思いをさせたことがあります。

豊田 豊田

だからこそ、あなたには同じ遠回りをしてほしくないんです。

そこから正しいやり方を学び直して、今は複数のネットビジネスで、地道に収入を得られるようになりました。

その経験で分かったのは、どの話を信じるかを間違えないことが、いちばん大事だということです。

「誘われて迷っている」「もう入れてしまった」という方は、一人で抱え込まないでください。

振り込んでから後悔するより、決める前に話したほうが、ずっと安心です。

このコルスのことはもちろん、ほかの投資やお金の不安も、なんでも気軽に聞いてくださいね。

焦って決める必要は、まったくありません。

豊田 豊田

一人で抱え込まず、気になることがあればいつでも聞いてくださいね。

あなたにとって、いちばん納得できる形を一緒に考えていきましょう。