豊田 こんにちは、豊田です。
今回は、「ShisanCore(シサンコア)」というAI投資の広告を調べてみました。
「マツコ・デラックスさんや黒柳徹子さんがテレビで紹介した」「徹子の部屋やNHKで取り上げられた」という形で、SNSに流れてくる広告です。
私も気になって、実際に広告ページを開いて、すみずみまで確認してみました。
先に、調べて分かったことをお伝えします。
有名人やテレビ番組の名前を、本人や局の許可なく勝手に使った投資広告で、安易な登録はとても危険だと判断しました。
頭ごなしに決めつけたいわけではありません。
なぜそう判断したのか、一つずつ見ていきます。
投資やお金のことで迷っているなら、ひとりで抱え込まずに気軽に聞いてくださいね。
ShisanCoreは怪しい?まず結論

このShisanCoreは、有名人とテレビ番組の名前を無断で使った、投資詐欺の疑いが非常に強い広告です。
理由はシンプルです。
広告は、テレビ番組やニュースサイトそっくりのページに作られていて、有名人が「このAIで誰でも稼げる」と発表した、という体裁になっています。
豊田 でも、有名人やテレビ局が特定のもうけ話を視聴者にすすめる、なんてことは現実にはありえないんですよね。
私のところにも、「テレビで紹介されていたと聞いて登録してしまった」という相談が、似たなりすまし広告のことで届いています。
しかも、この広告には運営している会社の名前も連絡先も、はっきりとは書かれていません。
投資は、ただでさえお金が増えたり減ったりする世界です。
その入口で、有名人の名前だけが一人歩きして、肝心の運営元が隠されているのは、私はとても引っかかりました。
すでに登録してしまった方も、お金を払う前に一度、気軽に相談してください。
マツコ・デラックスや黒柳徹子、NHKの名前はなぜ使われているのか

結論から言うと、信用させるために、有名な名前と顔を勝手に借りているだけです。
ネット上では、マツコ・デラックスさんや黒柳徹子さん、そして徹子の部屋やNHKをかたるShisanCoreの広告が出回っていると、複数の場所で注意が呼びかけられています。
ここで一番大事なことをお伝えします。
マツコ・デラックスさんも黒柳徹子さんも、徹子の部屋もNHKも、名前を悪用された被害者側です。
念のため公式の発表を確認しましたが、お二人やテレビ局がこうした投資をすすめたという事実は、どこにも確認できませんでした。
豊田 顔も名前も知られている人ほど、勝手に使われると「本人がすすめている」と誤解されてしまうんです。
私が実際に見た広告ページでは、テレビ番組の生放送をよそおって、日本銀行の総裁や有名なジャーナリストの名前まで登場させていました。
さらに、ページの中には三菱UFJ信託銀行や金融庁、野村アセットマネジメント、みずほフィナンシャルグループのロゴまで並べられています。

まるで大手の金融機関や有名な専門家が、そろってお墨付きを与えているかのような見せ方です。
でも、これらの会社や専門家が本当に提携しているという裏づけは、どこにもありませんでした。
有名な名前を片っぱしから借りてきて、「これだけ立派なところが関わっているなら安心だ」と思わせる作りになっているわけです。
国民生活センターも、有名人をかたった偽の投資広告について、くり返し注意を呼びかけています。
つまり、この広告で名前が出ている人や会社を信じる理由には、まったくならないんです。
AIが自動で増やすという投資の中身

広告では、ShisanCoreはAIが自動で暗号資産(ビットコインなどのインターネット上のお金)を運用してくれる投資ツールだと説明されています。
簡単に言うと、自分は何もせず、AIが勝手にお金を増やしてくれるという話です。
公式サイトには、入金額と期間を入れると「これだけ増える」と表示してくれる計算ツールが置いてありました。

試しに見てみると、収益率559%という数字が出てきました。
豊田 45日で資産が5倍以上なんて、現実的に考えてありえない水準なんです。
私が一番引っかかったのは、これだけの利益を見せておきながら、肝心の中身が何も分からない点でした。
AIが何を根拠に、どうやってお金を増やすのか。
その説明は、最後まで具体的には出てきませんでした。
投資の世界に、お金が減る心配がまったくないものは存在しません。
利益が出るなら、その裏には必ず損をする可能性もあります。
派手な数字だけが先に立って、それを裏づける中身がない。
この組み合わせを見たとき、私はいつも数字のほうを疑うようにしています。
登録するとどうなる?電話と入金をうながされる流れ

ここからは、私が実際に広告を読み込んで確かめた流れです。
始め方として、ページには大きく分けて3つの手順が書かれていました。
1つ目が登録フォームへの入力、2つ目が担当者からの案内、3つ目が入金です。

気になったのは、「登録期限まであと少し」「残り席数わずか」と、とにかく急がせてくる点です。
しかも、この「期限」の日付を確認すると、アクセスした日の翌日が自動で表示される仕組みになっていました。
いつ見ても「明日まで」と表示して、考える時間を与えないようにしているわけです。

広告の中には、「借金まみれだったが、登録したらすぐに大金を引き出せた」という体験談も載っていました。
ただ、写真も名前も、本当に実在する人なのかを裏づけるものは何もありません。
豊田 「あなたにもできる」と思わせるための見本として、用意された話に見えました。
私のLINEにも、「登録したらすぐに担当者を名乗る人から連絡がきて、入金を急かされた」という相談が届いています。
専任の担当者を名乗る人物が寄り添ってくる、というのが、この手の広告でよく聞く流れです。
最初の入金をすると、次は「もっと増やせる」と追加の入金をすすめられた、という声も届いています。
連絡がきて入金を急かされて迷っているなら、振り込む前に一度、私に聞いてください。
料金プランと最低入金額はいくらか

ここで、お金の話を整理します。
公式サイトの料金プランを見ると、無料の「ベーシック」と、39,000円の「アドバンス」、そして金額を出さず問い合わせをうながす「プレミアム」が並んでいました。
それとは別に、広告の記事ページでは「最低40,000円から始められる」と案内されています。
豊田 「無料」と言いながら、結局は数万円の入金が入口になっているんですよね。
お金がかかること自体は、悪いことではありません。
中身がしっかりしていて、払った以上のものが返ってくるなら、それは正当な投資です。
問題は、その数万円が何に対するお金なのか、最後まではっきりしないことです。
AIの中身も、運用の実績も、運営している会社の素性も分からないまま、まず入金だけを求められます。
何に払うのか分からないお金は、私はいったん立ち止まったほうがいいと思っています。
ShisanCoreは出金できない?というトラブルの正体

「ShisanCoreは出金できないのでは」という不安は、私も同じように感じました。
公式サイトの出金ルールを読んでみると、出金を止めるための条件が、いくつも並べて書いてありました。
たとえば、本人確認が終わるまで出金できないこと。
「異常な動きが見られた場合」は追加の確認が必要になること。
口座の名義が書類と少しでも違えば、遅らせたり断ったりできること。
豊田 入れるときは簡単なのに、出すときだけ急に条件が増えるのが一番こわいんです。
画面の上では利益が増えているように見えるのに、いざ引き出そうとすると出せない。
これは、投資をよそおったトラブルでとても多く聞く流れです。
金融庁も、出金の段になって「手数料」や「税金」を先に払うよう求められ、最後は連絡が取れなくなる手口に、くり返し注意を呼びかけています。
私のLINEにも、「利益が出たので出金しようとしたら、先に費用を払うよう言われた」という相談が届いています。
「稼げた」よりも先に「お金が返ってこない」という声が届くとき、私はその広告をとても重く見ています。
入金してしまった、出金できなくて不安、という方も、一人で抱え込まないでください。
利用者の口コミ・評判は本物か

実際に使った人の声、気になりますよね。
ネットを調べてみましたが、ShisanCoreはごく最近ばらまかれている広告で、信頼できる第三者の検証はほとんど見つかりませんでした。
その代わりに目立ったのが、広告ページの中にある「口コミ」や「専門家レビュー」です。

うれしそうな書き込みがたくさん並んでいるのですが、よく読むと様子がおかしいんです。
豊田 「2日で4万円が13万円に」みたいな景気のいい声ばかりで、不安をあおる流れに作られているんです。
有名な新聞や雑誌の編集長を名乗るレビューも並んでいましたが、本当にその人が書いたのかを確かめる手段はありませんでした。
つまり、ここに並んだ「喜びの声」は、実在する日本の利用者の声ではない可能性が高いということです。
その代わり、私のLINEには本物の相談が届いています。
マツコさんがテレビで紹介していたと聞いて登録しました。担当者から連絡がきて入金しましたが、本当に大丈夫なのか不安になっています。
LINE相談者さんより
画面では利益が出ているのに、出金しようとすると手数料を先に払うよう言われました。これは取り返せるのでしょうか。
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可を得て掲載しています。
似たような声が、いくつも届いています。
同じように有名人やNHKの名前を勝手に使ったMeteor Profitという投資広告も以前に調べましたが、なりすましで信用させて入金させる流れがよく似ていました。
運営会社と特定商取引法の表記はあるのか

運営元の情報は、やっぱり気になるところですよね。
そこで、特定商取引法(ネット販売のルール)の表記と、運営会社の情報を探しました。
会社概要のページには、社名や設立日、東京・六本木の住所までは書かれていました。
ところが、肝心の代表者の名前も電話番号も、特定商取引法に基づく表記も見当たりませんでした。
お金を預ける相手なのに、責任者がだれなのか分からないわけです。
豊田 住所だけ立派でも、誰が責任を持つのか分からないと、いざというとき頼る先がないんですよね。
さらに気になったのが、問い合わせ用のページに「Token Tact」という、まったく別のサービス名がそのまま残っていたことです。
同じ作りのページを、名前だけ差し替えて使い回している跡だと考えると、つじつまが合います。

そして、ページの一番下には、表のうたい文句とは正反対のことが小さく書いてありました。
「ShisanCoreは規制された組織ではありません」「表示している利益は実際より高い可能性があります」と、自分たちで認めているんです。
トップでは大手金融機関のロゴを並べて「安全」と見せながら、目立たない場所で「規制されていない」と書く。
このちぐはぐさが、私には何よりの答えに見えました。
消費者庁も、有名人をかたった「必ずもうかる」という広告には十分注意するよう、くり返し呼びかけています。
会社の責任者すら名乗らない相手に、有名人の名前を信じてお金を渡すのは、私はあまりにも危ないと思います。
ShisanCoreは登録に注意|まとめ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
「有名な人がテレビですすめてくれている」という言葉は、お金に不安がある人ほど、つい信じたくなるものです。
私も会社員のころ、こういう手軽そうな話に心が動いたことがあるので、その気持ちはよく分かります。
今回のShisanCoreについて、気になった点を整理します。
- マツコ・デラックス氏や黒柳徹子氏、徹子の部屋やNHKの名前を無断で使っている
- 大手金融機関や専門家のロゴ・名前を、提携の裏づけなく並べている
- 45日で559%という現実離れした数字を見せている
- 代表者名も電話番号も特定商取引法の表記もない
- 出金の段になると条件が増え、出せないという相談が届いている
AIを使った投資や、資産運用そのものを否定するつもりはありません。
ただ、有名人や番組の名前を勝手に借りて、運営元を隠したままお金を集める広告は、信用できる材料が一つもありません。
だから私がお伝えしたいのは、テレビや有名人の名前を見ても、それだけでお金を振り込まないでほしいということです。
「登録してしまった」「出金できなくて困っている」という方は、一人で抱え込まないでください。
振り込んでから後悔するより、決める前に話したほうが、ずっと安心です。
このShisanCoreのことはもちろん、ほかの投資やお金の不安も、なんでも気軽に聞いてくださいね。
焦って決める必要は、まったくありません。
豊田 一人で抱え込まず、気になることがあればいつでも聞いてくださいね。
あなたにとって、いちばん納得できる形を一緒に考えていきましょう。
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